• プレス リリース

      06月 17日, 2020年

      デル テクノロジーズ、簡素化した高度なコンピューティング環境で企業のAI導入の迅速化を支援

  • ストーリーハイライト

    •  デル テクノロジーズ、VMware環境のAIおよび高度なコンピューティング向けに最新の仮想化機能を提供する初の企業に
    • 「VMware Validated Designs」を基盤にする新しい「Dell EMC Ready Solutions」が、Dell EMCのシステムと「VMware Cloud Foundation」を統合し、「VMware vSphere 7」の新しいBitfusion機能を通じてAIプロジェクトの実装と管理をスピードアップ
    • 「Dell EMC Ready Solution」が、AIモデル開発を最高18倍スピードアップするとともに、最大111%のROIを実現(*1)
    • システム管理の新機能と「Dell Technologies On Demand」の柔軟なコンサンプション(消費)モデルがAIのワークロードを支えるIT環境の簡素化を実現

  • 06月 17日, 2020年 —  

    テキサス州ラウンドロック発(20206月2日)

    デル テクノロジーズは、企業がパワフルなAI(人工知能)のワークロードをVMware環境で実行するためのイノベーションを提供する初のIT企業となりました。「VMware Cloud Foundation」を基盤として、AIの導入と利用を容易にすることを念頭に構築した新しい「Dell EMC Ready Solutions」によって、企業は、Dell EMCシステムおよびBitfusionを含むVMware vSphere 7の新しい機能を組み合わせて、AIのインサイトを活用することが可能になります。

     

    デル テクノロジーズの統合製品&ソリューション担当シニア バイスプレジデント、トム バーンズ(Tom Burns)は、次のように述べています。「AIは、これまでの環境を根本から一変させるテクノロジーですが、多くの企業が、必要なスキルとインフラストラクチャーのギャップから、その導入に後れをとっていると訴えています。私たちは、デル テクノロジーズの力を集結し、お客様が使い慣れた環境でAIのワークロードの大規模な実行プロセスを簡素化することを支援します」。

     

    デル テクノロジーズのグローバル サービスと「Dell Technologies On Demand」の柔軟な消費モデルを基盤に提供される2つの新しい「Dell EMC Ready Solutions」によって、企業は、優れた経済性で迅速にシステムを導入して本稼働させることができます。デル テクノロジーズは、ITの緊密な統合を背景に、イノベーションによって企業のAI導入をスピードアップすることで、デジタル変革のプレッシャーへの迅速な対応をサポートします。

     

    「Dell EMC Ready Solutions for AI: GPU-as-a-Service」が、アクセラレーターのオープンなアクセスを実現

    一般的にGPU(画像処理装置)をはじめとするコプロセッサーは、個別のワークステーションやサーバー内に限定され、処理能力をフルに活用されることがなく、場合によっては、処理能力の15%も使われないことも珍しくありません。「Dell EMC Ready Solutions for AI: GPU-as-a-Service」は、2つの異なるデザインで仮想GPUプールを作成することで、これらのリソースを有効活用します。

     

    最新のデザインには、本日VMwareが発表した「VMware vSphere 7 with Bitfusion」が含まれ、これによってオンプレミスのGPUを仮想化することが可能になります。デル テクノロジーズの柔軟なサプライチェーンでファクトリー インストール版として提供される「VMware vSphere 7 with Bitfusion」によって、開発者とデータ サイエンティストは、強力なITリソースをプールしながら、データセンター間で共有することができます。適切なワークロードに対する適切なリソースへ、適切なタイミングでセルフサービス環境を通じてアクセスできるようになり、使用率も高まります。

     

    「Dell EMC Ready Solutions for AI: GPUaaS」は、Kubernetesおよびコンテナ化アプリケーションをサポートする「VMware vSphere 7」とともに、最新の「VMware Cloud Foundation」も使用し、あらゆる場所でAIワークロードの実行を実現します。コンテナを利用することで、クラウド ネイティブ アプリケーションを本稼働環境へ容易に移行させるだけでなく、必要に応じてワークロードも移行できるので、ハイブリッド クラウドを最大活用することが可能になります。

     

    「Dell EMC Ready Solutions for Virtualized HPC(vHPC)」が、テスト環境から本稼働環境への移行をスピードアップ

    HPCのワークロードの大部分は専用のシステムで実行されますが、その実装と管理には特別なスキルが必要です。「Dell EMC Ready Solutions for Virtualized HPC(vHPC)」のアーキテクチャーには、Bitfusionをサポートする「VMware vSphere 7」とともに、「VMware Cloud Foundation」を含めることができるので、例えば計算化学やバイオインフォマティクス、CAE(コンピュータ支援エンジニアリング)などの分野で高い要件が求められるHPCおよびAIアプリケーションに対して、よりシンプルかつ経済的にVMware環境を利用することができます。

     

    超大規模HPC環境の場合、「Dell EMC Ready Solutions for vHPC」の「VMware vSphere Scale-Out Edition」オプションを利用することで、さらにコストを抑えることができます。

     

    VMwareによってHPCとAIのワークロードを仮想化することで、企業のIT部門は、必要に応じてハードウェアのプロビジョニングを迅速に行い、初期展開と設定をスピードアップし、一元化したシンプルな管理およびセキュリティー環境で貴重な時間を節約できます。Forrester社によれば、「Dell EMC Ready Solutions for vHPC」によるAIモデルの開発スピードは18倍速く、開発期間も従来の月単位から日単位に短縮されます。また、ハードウェアの設定および統合のスピードもセルフサービス型のインストールに比べて20%高速で、ROI(投資収益率)は概算で111%に上ります(*1)

     

    「Dell EMC OpenManage」ソフトウェアがシステム管理の高度化を実現

    新しい「Ready Solutions」の「Dell EMC PowerEdge」サーバーに実装されている「Dell EMC OpenManage」システム管理ソフトウェアによって、AIおよび高度なコンピューティング環境の管理者は、システムのアップタイムを向上させ、データ インサイトのフローを維持しながら、AIベースのプロセスに対する準備を整えることができます。「OpenManage」の新規・強化機能は、次のとおりです。

    • 「OpenManage Integration for VMware vCenter」: 「vSphere Lifecycle Manager」をサポートするとともに、ソフトウェア、ドライバー、ファームウェアのアップデートを総体的に自動化することで、時間短縮とプロセスの簡素化を実現。
    • 強化した「OpenManage Mobile」アプリ: 管理者は、世界中のどこからでも電力・温度管理ポリシーの確認、緊急時の電力削減、内部ストレージのモニタリングが可能。

     

    「Dell Technologies On Demand」により、柔軟なコンサンプション(消費)モデルを提供

    Dell Technologies On Demand」によって、企業は、これらの新しいAIおよび高度なコンピューティング ソリューションのコストを従量課金モデルで調整することができます。このプログラムでは、利用状況に応じた柔軟な支払オプションに加え、必要に応じてスケールアップ/ダウンが可能なオーバーフロー容量も利用できます。

     

    その他のコメント

    イタリア・ピサ大学 CTO(最高技術責任者) Maurizio Davini

    「幅広いポートフォリオを擁するデル テクノロジーズは、エンタープライズ ワークロード、VDI、リモート ワークステーション、科学計算、HPCなど、幅広い領域を網羅する柔軟なソリューションを提供してくれました。まさに私たちが必要としているときに必要なものを提供してくれる、ワンストップ ショップです」。

     

    Epsilon社 CIO(最高情報責任者) Robert Walden

    「当社は、パーソナライズしたマーケティング コンテンツをお客様へ届けるために、AIのワークロードを実行する柔軟で信頼できるスケーラブルなインフラストラクチャーを必要としていました。デル テクノロジーズと連携してソリューションを設計、構築したことで、お客様に合わせてパーソナライズした体験を大規模に提供しながら、よりパーソナルで目的に沿ったコミュニケーションを行えるようになりました」。

     

    IDC社 チーフ アナリスト Frank Gens

    「これからの数十年にわたり、新しい製品とサービスの創出、新しい顧客の獲得、事業推進の新たな方法を生み出す企業の力にAIがもたらすインパクトの重要性は、いくら言っても言いすぎることはありません。2025年までに、応答時間のスピードアップや製品のイノベーションの成功、顧客満足の向上を実現して競合優位性を高めるために、大企業におけるAI対応アプリやAI主導アプリの導入が進むでしょう」。

     

    価格と提供について(※)

    • 「Dell EMC Ready Solutions for AI: GPUaaS」および「Dell EMC Ready Solutions for Virtualized HPC」は、全世界ですでに提供開始しています。
    • 「VMware vSphere with BitFusion」のファクトリーインストール版は、2020年7月より「Dell EMC PowerEdge」サーバーを通じて全世界で提供開始の予定です。

    (※) 日本国内での展開については、現在準備中になります。準備が整い次第、改めて国内リリースを予定しております。

     

    **Dell Financial Services L.L.C. またはその関連企業もしくは指定者(「DFS」)が適格性の認められた顧客に提供する支払いソリューション。国によっては利用できない場合もしくは内容が変わる場合があります。利用可能な場合でも、ソリューションの内容は通知なく変更される場合があります。また製品の可用性、適用法令、信用承認、DFSが提供する書類への記入状態とDFSによる受入状態による規定を受けるとともに、最低取引金額が適用される場合があります。個人、家族、世帯には利用できません。Dell TechnologiesおよびDell TechnologiesロゴはDell Inc.の商標です。官公庁および行政・公共団体との取引には制限および追加要件が必要となる場合があります。

    *1 「The Total Economic Impact of the Dell EMC Ready Solutions for HPC」調査レポート(2020年4月) - デルおよびIntel社の委託によりForrester社が実施。

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    当資料は、2020年6月2日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。

    米国リリース原文:https://corporate.delltechnologies.com/en-us/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~usa~2020~06~20200602-delltechnologies-shifts-ai-adoption-into-fast-lane-with-simplified-advanced-computing.htm#/filter-on/Country:en-us

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