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      04月 02日, 2020年

      【抄訳版】新型コロナウィルス(COVID-19)へのデル テクノロジーズの対応について

  • 04月 02日, 2020年 —  

    米国発、2020年3月13日(最終更新:4月1日)
    作成者:Sarah Vela

    新型コロナウィルス(COVID-19)の影響が広がっている中、私たちには、優先すべきことが2つあります。1つは、同僚とその家族、私たちが属しているさまざまなコミュニティーの健康と安全を守ること、もう1つは、お客様とパートナー企業のニーズに応えるために、私たちにできることを行うということです。

    デル テクノロジーズは、テレワークに関する自社独自のガイダンスを打ち出すとともに、皆さんと同様にお客様をサポートしています。「Dell Technologies World」や「Executive Briefing Center」といったイベントは、バーチャルイベントとして実施します。当社には、独自の事業継続計画(BCP)があり、サプライチェーン チームとサービスチームは、お客様の基幹業務に対するテクノロジー ニーズにお応えできるよう、24時間体制でサポートします。

    デル テクノロジーズは、本ブログを通じて、ステークホルダーの皆様に幅広い情報を提供するとともに、デル テクノロジーズがどのような警戒態勢をとり、さまざまなコミュニティーを支援し、お客様とパートナー企業のイネーブルメントを実現するのかについて、最新情報をお届けします。

    デル テクノロジーズは、コミュニティーおよびお互いの安全を守るためのポリシーとガイドラインを設けました。

     

    在宅勤務について

    • 全世界の従業員を対象に、在宅勤務が可能な場合は在宅勤務をするというポリシーをとっています。今後も状況の推移を注視し、新たな情報が入り次第、各ポリシーをアップデートしていきます。
    • 業務やお客様のサポートのために、オフィスや工場、ラボに出社しなければならない場合でも、出社人数を少なくすることで、従業員間の感染リスクを軽減することができます。これらの場所では、「社会的距離の確保(ソーシャル ディスタンシング)」に加え、アルコール ベースの消毒液により、1日数回、各所の完全な消毒および使用頻度が高い設備や共有スペース等の除菌作業を行っています。また、各施設には、手を消毒するための除菌ステーションを多く設置し、従業員を含め関係者の皆様に除菌の習慣を実践することを推奨しています。体調がすぐれない従業員には、外出せず自宅にとどまることを推奨しています。

     

    従業員および社外からの訪問者の旅行・出張に関するポリシー

    • デル社員および契約社員について、国内外を問わずすべての出張は、業務上やむを得ない場合およびお客様にとって必要な場合のみに限定します。
    • また、従業員が、個人的理由およびデルが定める理由以外の理由によって渡航禁止となっている国に渡航した、もしくはこのような国が経由地に含まれる場合、自主検疫措置として、帰国後14日間は、デル テクノロジーズの施設およびお客様のサイトに立ち入らないとともに、デルの従業員およびお客様と交流しないものとします。
    • サードパーティーに対するポリシーに基づき、訪問者も当社従業員と同じポリシーにしたがっていただくものとします。Customer Engagement(カスタマー エンゲージメント)プログラムでは、お客様およびパートナー企業のテクノロジー ニーズを満たすためのバーチャル ソリューションを提供します。
    • 体調がすぐれない、または最近何らかの病気の症状が出たという方については、デル テクノロジーズの施設への入館・入室を禁じる旨を通達しています。

     

    イベントについて

    • デル テクノロジーズは、従業員、お客様、パートナー様にとっての最善の利益を確保するため、すべてのイベントへの出席および参加の是非を検討しています。これは、デル テクノロジーズ ファミリー全体を通じたイベントを対象としています。
    • Dell Technologies World 2020」は、バーチャル イベントとすることを決定しました。ただし、ラスベガスで開催予定だった本イベントのコアとなる部分の重要性に変わりはありません。このため、エキスパートによる基調講演、選りすぐりのブレークアウト セッション、ライブチャットをオンラインで提供します。詳細は、近日中にDellTechnologiesWorld.comを通じてお知らせします。
    • テキサス州オースティン市で開催予定だった「SXSW 2020」が、同市の要請により中止となったことに伴い、「SXSW 2020」で実施予定だった「Dell Experience」も中止となりました。オースティン市はデル テクノロジーズのホームであり、今後もデル テクノロジーズは、同市およびコミュニティーにコミットしていきます。
    • 4月のバレロ テキサス オープンまでを含め、すべてのPGAツアーは中止となります。WGCデル テクノロジーズ マッチプレーも中止となります。この中止決定は、新型コロナウィルス(COVID-19)の大流行に関する膨大な注意喚起に基づくものであり、全参加者の健康と安全のためにも、当社はこの決定を支持します。

     

    コミュニティーおよびお客様のサポート

    この厳しい時期の中、デル テクノロジーズでは世界中の従業員が一丸となって、コミュニティー、お客様、パートナー企業をサポートしていきます。

     

    新型コロナウィルス対策の最前線にテクノロジーを提供

    • 中国民政部のガイダンスならびに中国青少年発展基金および湖北省青少年発展基金のアシスタンスに基づき、地方の病院への外科用マスク、防護服、ゴーグルなどの必要物資用の資金として、手始めに200万元(28万4,000米ドル)を寄付しました。
    • 現在、中国への支援をさらに広げており、湖北省疾病予防センター(Hubei Center for Disease Control and Prevention)には600万元(85万3,000米ドル)相当のITインフラストラクチャーを寄付として現物支給しました。これによって、同センターのITインフラストラクチャーがアップグレードされ、現在の感染状態へより効果的に対応できるようになるだけでなく、サービス サポートを最適化するとともにハイブリッド クラウド ベースのPaaSなどの新たな環境を実現できるようになるため、公衆衛生サービスを提供する能力も飛躍的に高まります。
    • デル テクノロジーズは、世界中で新型コロナウィルスへの対応と封じ込めに努力しているコミュニティーおよび最前線の組織・団体の最も大きなニーズへ応えるための支援をするため、300万米ドルの基金およびITの現物支給を確保しています。今後も状況の変化に合わせ、最も必要とされている分野で当社のテクノロジーを活用して支援することができる機会を明確にしていきます。最新情報は、本ブログを通じて発信していきます。
    • デル テクノロジーズの従業員向けに、新型コロナウィルスに対する米CDC財団の活動支援として寄付するための寄付金受付ページを用意しました。同財団の緊急対応基金は、新型コロナウィルスによる公衆衛生の危機への対応として、CDC(米疾病予防管理センター)が指定した緊急性の高いニーズへの対応に使われます。これには、州および地域の保健局への追加支援、グローバル対応、ロジスティクス、コミュニケーション、データ管理、個人防護設備、緊急対応物資などが含まれます。また、デルは、従業員による寄付のすべてに、会社の寄付を上乗せするマッチング プログラムを行います(従業員1人あたり最高1万米ドル/年)。
    • デル テクノロジーズは、お客様との間においても、感染症の予防とその管理について連携しています。たとえば、新型コロナウィルスのようなウィルスがどのように広がっているのか、どうすれば追跡精度を高めることができるのかといったことを含め、感染症のアウトブレイクを把握することに、当社の高度なコンピューティング クラスターが使われています。他にも、米テキサス大学オースティン校および中国本土、香港、フランスの機関が、テキサス先端計算センター(Texas Advanced Computing Center: TACC)のWrangler システムを使い、位置基準サービスからの包括的な移動データを分析して、中国国内におけるウィルスの拡散モデルを作成しました。
    • 米テキサス州のアボット知事は、臨時のサプライチェーン対策チーム(Supply Chain Strike Force)を編成するとともに、同州のサプライチェーン担当ディレクターとしてデル テクノロジーズのワールドワイド プロキュアメント担当シニア バイスプレジデントであるキース ミアーズ(Keith Miears)を任命したことを発表しました。ミアーズの任命に伴い、前テキサス州議会議員のジョン ジーワズ(John Zerwas)氏が病院関係の調整と準備活動を、LCRA(Lower Colorado River Authority)トランスミッション戦略サービス担当バイスプレジデントのクリント ハープ(Clint Harp)氏が資産調査と調達を、またA&M管理委員会議長のエレイン メンドーサ(Elaine Mendoza)氏がテキサス州全域にわたるチャイルドケア基盤の支援で、それぞれミアーズをサポートします。新型コロナウィルス対策に必要な物資と資源が医療機関へ確実に行き渡るように、官民両方の橋渡しをして連携を主導することが同チームのミッションとなります。また、連邦政府および企業と連携して、必要な個人防護設備を確保する作業に加え、州の医療従事者、ファースト レスポンダー(緊急対応要員)、その他新型コロナウィルスへの対応に従事している人たちに食料品を含む日常物資が行き渡るように活動します。
    • デル テクノロジーズは、ラウンドロック市当局、ラウンドロック コミュニティー基金、ラウンドロック市議会とともに、ラウンドロック ケアーズ(Round Rock Cares)の創設メンバーの1社です。ラウンドロック ケアーズは、テキサス州ラウンドロックのコミュニティーに属するローカルな小規模企業を支援する基金で、初期投資は10万米ドルです。
    • デル テクノロジーズは、小児がん分野におけるデル テクノロジーズの非営利パートナーであるTranslational Genomics Research Institute(TGen)に、デル テクノロジーズのZenithスーパーコンピューターの利用を認めています。TGenは、Zenithによってゲノム解析のための個体群レベルのシーケンシングを実行しています。これによって、公共保健機関は、他よりも広く感染している新型コロナウィルスの種類や集中的なアウトブレイクの原因となっている要素、またゲノムの変異および突然変異のスピードを特定することが可能になります。これらの解析結果をグローバル ゲノム情報の文脈で比較することにより、新型コロナウィルスに対する新しい治療法およびワクチンの開発にあたっている生物医学研究者に価値ある情報を提供することができます。
    • 新型コロナウィルスのタンパク質の分子動力学シミュレーションを行っているFolding@homeの活動および新しい治療法の開発を支援するため、デル テクノロジーズはAlienware PCユーザーの関与を促し、そのコンピューティング パワーを「貸して」います。このようにして各ユーザーが自分のパソコンでシミュレーションを実行することで、新型コロナウィルスのタンパク質上で「新薬の開発につながる可能性がある部位」を見つける確率が高まります。詳細はこちらのFolding@homeサイトをご覧ください。
    • デル テクノロジーズは、Ventilator Challenge UKをサポートしています。Ventilator Challenge UKは、英国の国民健康サービス(NHS)向けに医療用人工呼吸器を製造する英国主要企業によるコンソーシアムで、航空宇宙、自動車、医療分野の工業、テクノロジー、エンジニアリング関連企業が参加しています。

     

    テレワークの推進

    • 誰もがそうであるように、デル テクノロジーズにとっても、従業員の皆さんとその家族、また私たちの周りのコミュニティーの健康と安全は優先事項です。従業員のテレワークを進める中で、それぞれが最適なワークライフ バランスを実現するワーク スタイルを選ぶことができるように2009年に規定したコネクテッド ワークプレイスに関するポリシーとプログラム(Connected Workplace Policy and Program)の主要な部分をここであらためて共有したいと思います。これは、デル テクノロジーズのカルチャーにとって中核となっています。
    • テクノロジー ニーズへの対応
      • チーム全体で作業できるように、セキュリティーを内蔵したノートパソコンを、必要な周辺機器(ドック、モニター、ヘッドホン、ソフトウェア)とともに支給します。
      • これらのノートパソコンは、必要なアプリと設定をプリインストールした状態で、工場から従業員の自宅へ直送します。Windows 10デバイスのリモート管理には、Unified Workspaceを使用します。このようにして、すべての従業員が、生産性を保ったままですぐに仕事をできるようにします。
      • さらに高いレベルのセキュリティーが必要な従業員には、Virtual Desktopソリューションを提供します。
      • HCIおよびクラウド ソリューションを活用して、追加の仮想デスクトップを迅速にセットアップします。
      • 各チームの状況に応じたニーズの変化には、Dell Technologies Cloudを活用して、オンプレミスおよびパブリック クラウドとの間でアプリケーションを移動することで対応します。
    • テレワーク環境を確立してうまく機能させるために必要なものは、適切なテクノロジーだけではありません。各チームには、適切な人事管理(HR)とリーダーシップのポリシーおよびガイドラインが必要です。
    • それぞれのチームで、現在だけでなく今後もテレワーク環境で各メンバーの生産性を維持していくために必要なテクノロジーがあれば、いつでも相談してください。
    • テレワーク環境を整えるには、適切なテクノロジー機器だけをそろえればいいわけではありません。適切なリーダーシップの方針とガイドラインも必要です。デル テクノロジーズは、テレワークにおける柔軟な作業ポリシーと環境の形成をサポートするため、人事、IT、設備、およびセキュリティーに関して、それぞれの専門家によるコメントをこちらで紹介しています。

     

    確実な事業継続のために

    • デル テクノロジーズのサービス チームとセールス チーム、サプライチェーン、パートナーのすべてが、お客様のビジネスに欠かせないテクノロジー ニーズを満たすために連携しています。
    • デル テクノロジーズは、オーダーのリードタイム全体を通じて、業務およびサプライチェーンへの影響を管理しています。このオーダー プロセスにおいて、お客様、パートナー企業、社内のセールス担当者のすべてが最新情報にアクセスできます。
    • デル テクノロジーズのすべての製品は、当社が全世界に導入している健康と安全に関するポリシーにしたがって製造されており、すべての工場で出荷前に厳格なスクリーニング検査を実施しています。
    • デル テクノロジーズのテクニカル サポート チームは、必要に応じて自宅から、または他の適切な場所にサポート コールを転送することで、引き続き全世界でお客様のニーズに応えます。

     

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    米国ブログ原文:https://blog.dell.com/en-us/navigating-through-covid-19/

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